ABOUT

× INTERVIEW = ∞(無限大)

インタビュー(Interview)の語源は、「交互に見る、相見える」こと。
対象との間に立ち、見て、考えて、まとめる。
それを総称した行為がインタビューであり
「編集」しアウトプットするのがインタビュアーです。

その対象は「人」に限らず、「食」「まち」など、あらゆる事象に及びます。
また、アウトプットも記事執筆だけでなく、音声や映像、実際の体験に落とし込んだりとさまざま。
一見関係のないもの同士を繋げることも“覗き人”であるインタビュアーの役割のひとつ。
興味の赴くところ「×インタビュー」で繋げるべく活動しています。

PROFILE

沖中幸太郎 OKINAKA,Kotaro

オーラルヒストリーのインタビュー手法を用いて、「一緒に思い出す時間」を創るインタビュアー。
作家、経営者、学者、アーティスト、政治家、伝統工芸職人など、
10代から100歳代まで、さまざまなジャンルの専門家のライフヒストリーをまとめる。
手がけたインタビューは1000人以上。

著書に『“好き”を仕事に変える』(アルファポリス刊)
インタビュー連載のほか、手法や哲学を活かした教室プログラムも実施。
「食」や「まち」など、さまざまにインタビュー対象を広げ「×インタビュー」で繋げるべく画策中。
趣味は寄り道と羊肉料理の食べ歩き(元ウイグル料理人)。

Episode1「まだ見ぬ景色を求めて

いわゆる“転勤族”の家庭で育ち、義務教育中に8校の学校に通いました。
「はじめまして」を繰り返し、各地の方言をマスターするうちに、文化・言語の境界線に興味を持つように。
なにかを覗いてみたいというインタビューの原点でしたが、
環境への適応に苦労した時期でもありました。

そのときの心の支えは「今見える景色だけがすべてではない」という想い。
幼少期を過ごした広島の、砂場から見える瀬戸内の水面が原風景でした。

人の数だけ「景色」があるライフヒストリー。

答えのない道に迷った時、今いる場所でいっぱいいっぱいになった時、
道を降りることなく拠り所となってくれる
「ここだけではない景色」を、インタビューを通じてお届けすべく活動しています。

Episode2 きっかけは「幼なじみ」

ひょんなことから歩みはじめたインタビュアーの道。
勤めていた新聞社を辞め、次の道を模索していた頃、小学校時代の友人
が立ち上げたベンチャー企業に誘われ、特命仕事として「インタビュー」に出会います。

作家、経営者、学者、アスリート、政治家、芸術家など、
多いときで週に17人、無我夢中でインタビューすること数年後、
ゼロから始まった企画は、600人以上が登場するインタビューサイトに。

ある日、沖中のインタビューを受けた語感研究者から、
その仕事を評して「取材」以上の可能性があると言われ、
そこからみずからの仕事を自覚しはじめ「インタビュアー」を名乗りはじめました。


私が遭遇した「沖中×インタビュー」
(インタビュー順。肩書きは当時のもの)


村上信夫 MURAKAMI,Nobuo
ことば磨き塾塾長、元NHKエグゼクティブアナウンサー

村上信夫 村上信夫1953年、京都市生まれ。元NHKエグゼクティブアナウンサー。「ことば磨き塾」塾長。明治学院大学社会学部卒業後、1977年にNHK入局。2001年から11年に渡り、『ラジオビタミン』や『鎌田實いのちの対話』など、NHKラジオの「声」として活躍。 現在は、文化放送『日曜はがんばらない』などのラジオ出演に加えて、全国を回り「嬉しい言葉の種まき」をしながら、文化放送『日曜はがんばらない』(毎週日曜10:00~)、月刊『清流』連載対談~ときめきトークなど、新たな境地を開いている。東京・恵比寿のライブハウスで月1回『村上信夫のトークライブ』を開催。各地で「ことば磨き塾」を主宰。 著書に『嬉しいことばの種まき』(近代文藝社)、『人は、ことばで磨かれる─村上信夫のときめきトーク』(清流出版)など。活動情報は、公式サイト「ことばの種まき」にて発信中。

~村上信夫オフィシャルブログ「ことばの種まき」より~

「心地よい聴き手」

日頃は、インタビューすることばかりで、インタビューされることは、あまりない。

爽やかな青年だった。
笑顔のいい青年だった。
礼儀正しい青年だった。

なにより、人の話に一生懸命聴き入ってくれる。興味や関心を抱いてくれる。共感してくれる。賛意を示してくれる。レシーブ力がある。

これってインタビューの基本。だから、ムラカミは、ついついしゃべりすぎた。でも、体温が上昇し、血流が動き、心地よさがあった。また、彼に会いたいと思った。彼に、ボクの引き出しを空けてほしいと思った。

〜沖中幸太郎より〜

「日本の声」としてテレビにラジオにお茶の間に登場し続けている、ことば磨き塾塾長(元NHKエグゼクティブアナウンサー)の村上信夫さん。35年に及ぶNHKアナウンサーの肩書きを外し、「嬉しいことばの種まき」を全国各地で続けられていますが、私も村上さんの「嬉しいことば」の恩恵を受けたひとり。インタビューの大先輩で、はじめて取材という側面以外で、インタビューを評価してくださいました。


いしたにまさき ISHITANI,Masaki
ライター、ブロガー

1971年大阪府生まれ。ブロガー、ライター、アドバイザー。成城大学文芸学部文化史学科卒業。 Webサービス・ネット・ガジェットを紹介する考古学的レビューブログ『みたいもん!』→『シン・みたいもん』運営。2011年アルファブロガー・アワード受賞。ひらくPCバッグなどのプロダクトデザインも手がけ、2016年グッドデザイン賞受賞。内閣広報室・IT広報アドバイザーも務めるなど、幅広く活動する。 著書に『あたらしい書斎』(インプレスジャパン)、『ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である』(技術評論社)などhttp://amzn.to/qGzqgt

~オフィシャルブログ「[mi]みたいもん!」より~

新しく始めた【1000冊紹介する】が、とても楽しいです。このブログは、いつから書評ブログになったんだ?と思われる危険性もあるのですが、楽しさの前に人は無抵抗です。とにかく、このただ本を紹介するブログを10分ぐらいで書いていくということが、こんなに楽しいことにとても驚いています。

~中略~

こんなに楽にできるのはなんだろう?なんでだろう?と思っていました。で、その謎が解けました。というのも、私少し前に本に関する、それも自分が読んできた本に関するインタビューを受けていたんですよね。

インタビューのご依頼を受けたときには、正直ちょっとびっくりしました。すでにインタビューされているみなさんがそうそうたるメンバーであったこと、私はそのサービスを利用しているユーザーではなかったことが理由です。「サービスを使っているかどうかなんてどうでもいいんですよ、本をお話を聞きたいんです」なかなかすごいです。ということで、インタビューを受けさせていただきました。そして、実際にインタビューを受けてびっくりしたのが、インタビューをされた沖中さん。

私の本をしっかり読み、さらに書斎まで作って、インタビューに来てくれたのです。これはねえ、うれしいですよ。そんなわけなので、私も普段はめったに話さないことばかりを話すことになるインタビューとなったのです。

〜沖中幸太郎より〜

ブログ名「みたいもん!」の通り、観察者であり実践者であり、ひとつの肩書きに収まらないスゴい人が書いた『あたらしい書斎』を手にとって、私の「賃貸OK!三万円以内でできる押し入れ改造プチ書斎」は完成しました。肝心のいしたにさんは、蔵書がどんどん増え自宅に収まりきらず、事務所にも。狭いわが家での私の居場所と仕事場は、相変わらずこの押し入れ書斎。いつかカッコイイ事務所を夢見て……。私にとって平成版『知的生活の方法』となりました。


夏川賀央 NATSUKAWA,Gao
作家

夏川賀央 1968年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。 大手出版社など数社を経て独立。会社経営のかたわら、作家として活躍中。人材プロデューサーとして各分野の異才たちを発掘し、ネットワークを通じた“非組織プロジェクト”で多くのビジネスをしかけ、成功させている。舞台裏での活躍が主だが、プロデュース、ペンネームなどでビジネス、自己啓発に多数の著者を送り込んでいる。 著書に『すごい会社のすごい考え方』(講談社)、『なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?』(SBクリエイティブ)、訳書に『武士道』(致知出版社)などがある。オフィシャルサイト『賀央会』

さまざまなジャンルの人物をインタビューしている沖中さんですが、じつはインタビューというのは、私もライターとしておこなっています。

それは書籍を執筆する際に、そのテーマについて、内容を掘り下げていくという「取材」。だから「具体的に聞く」とか、「詳細を聞く」というのが主になりますが、沖中さんのインタビューの場合求められるスキルは少し違います。

頭を白紙にして、面白いところがあれば、どんどんそこに話を展開していく。その場で瞬間的に読者が喜ぶ物語をつくるようなセンス。例えば瞬間的に宝石のような情報を見つける発見力や、その情報を相手に話させ、ふくらませる誘導力。同時に、そんなことをして相手を不快にさせない楽しく話させる演出力……と(実際に私は満面の笑顔ですし)、そんな能力が必要になるんです。

いずれにしろ「人に話を聞く」ということは、コミュニケーションのみならず、問題解決にも重要な手法。多くのビジネス書が「聞くこと」の重要性を指摘し、それでいて、多くの人が活用できていないスキルであることを述べています。営業にも、マネジメントにも、情報収集にも、アイデアを出すのに、非常に役立つ技術。これできる人は強いですよね。だから有名な雑誌の成功している編集者さんというのは、多くの著者に好かれていたりします。ちょっと羨ましいですね。

〜沖中幸太郎より〜

夏川さんとは、インタビューで知り合い、その後、共通のつながりの場で何度もご一緒させていただいたのですが、主催されている勉強会に講師としてお招きいただいたことで、インタビューについてまとめ、伝えるきっかけとなりました。突発的に何かを伝えてもすぐにポジティブに返してくれたり、自分でも気がつかない特性を発見してくれたりする人、それが夏川賀央さんです。