下川裕治さん(旅行作家)インタビュー

 

「売れない本」をいかに書くか

学生時代から「慶應義塾新聞」などに旅行記やエッセイを発表。大学卒業後は産経新聞の記者を経て、『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『新書 沖縄読本』 (講談社現代新書) 、『「生き場」を探す日本人』 (平凡社新書) 『アジアでハローワーク』ぱる出版、世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ (新潮文庫)、旅行者に人気の『歩くガイドシリーズ』(メディアポルタ)など。 バスや列車を乗り継ぐバックパッカースタイルでの旅を書き続ける下川さんに本の魅力を、旅の話と共に伺いました。

~日本でも普通の生活があるんですね。アフガニスタンに行った時、結構危ない時期だったんだけど、カイバル峠を通る時に車に兵隊を雇わないと通れなかったんですね。で、危ないところに行くからと言ってパキスタンで携帯電話を買ったんですね。嫁さんは今僕がどういう状況にいるかというのが読めないわけ。僕はかなり危ないところを通っていて、横には兵隊がいて銃の安全装置も外してるわけですよね。そこで携帯電話が鳴るわけですよ。電話に出ると、嫁さんが「ちょうどマンションに空きが出た」という話をしてくるわけですよ(笑)。僕が「今そういう状況じゃないんだけど」みたいに言ったら、嫁さんは「今日の夕方までに返事をしないと埋まっちゃう」みたいに言う。それを聞いたとき、「僕はこういうことを繰り返しながら旅をしてきたんだな」というのをすごく思うんです。~

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