ピーター・フランクルさん(数学者、大道芸人)インタビュー

ピーター・フランクルさん(数学者、大道芸人)の一筆

「主人公は自分だ」

解説

「人生の主人公は自分自身である」。ユダヤ人として生まれた祖国ハンガリーでも差別を受けた経験を持ち、その後フランスやさまざまな国で暮らしてきた中で、「ここまで優しく受け入れてくれたところはない」日本へ、特別な親しみを覚えている。父から教わった、「人間の財産は頭と心」という言葉を胸に、多くの読書体験、たくさんの人との出会いを通じて、蓄積してきたその“財産”を、今は講演という形で、お世話になった日本へ届けている。

沖中幸太郎の「一筆御礼」

小さいころ、何かのきっかけで読んだ『数学放浪記』。転々と場所を変え、己の頭脳ひとつで活躍する姿に、転校を繰り返していた自分を重ねあわせていた。こちらは小学生、かたや世界的な数学者。規模は違えど、「こうありたい」と憧れた人物のひとりで、外国語学部に進んだのもその影響が大きかった。二十数年越しの一方的な「片思い」の再会であったが、終始フランクな人柄を感じた一方で、伝えるべき時には譲らない、期待を裏切らない「頑固さ」も同時に感じ取れた。日本に住んで30余年。日本名、「平太(ピーター)」で書いてくれた「主人公は自分だ」というメッセージを、親しみを感じる日本に向けて発信し続けている。

プロフィール

数学者、大道芸人
1953年、ハンガリー生まれ。オトボス大学大学院修了。1979年フランスに亡命後、英国、西ドイツ、インド、米国、スウェーデンなどに招かれ講演、研究を行うと同時に、各国の路上で大道芸を披露。82年初来日。1988年から日本に定住。全国各地から講演に招かれ、その独特の生き方を伝えている。日本名は富蘭平太。著書に『数に強くなろう ピーター流数学あそび』『ピーター流生き方のすすめ』(岩波ジュニア新書)、『ピーター・フランクルの中学生でも分かる大人が解けない問題集』シリーズ(日本評論社)、『数学放浪記』(晶文社)など。算数オリンピック専務理事、ハンガリー学士院会員。

インタビュー

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