成田久さん(アーティスト、資生堂アートディレクター)インタビュー

成田久さん(アーティスト、資生堂アートディレクター)の一筆

「人気者で生こう!」

解説

祖母や母親の影響を受け、藝術に親しみのあった幼少期。テレビで見る、女性たちのキラキラした世界に憧れていたのが、この世界に入る原体験。高校時代、東京藝大を目指して予備校に通う「暗黒時代」。4浪の末、多摩美に進学。小論文に大嫌いだった「折り紙」がお題に出され、「大嫌い!折り紙なんて大嫌い!」という題名で提出し合格。その後、リベンジを果たし東京藝大大学院に進学。30歳を目前にして、幼い頃に憧れたキラキラの発信源、めったになかった資生堂の求人に心を揺らして……。アーティストが組織に「就職」するという葛藤の中で出会った「人気者で生こう!」。どうせやるならど真ん中ーー組織の中で個を発揮することを決意した言葉である。

沖中幸太郎の「一筆御礼」

なんだか話しているとこちらまでワクワクしてしまう。パワフルなバイタリティーの持ち主、久(CUE)さん。資生堂本社にてインタビュー。中学時代の同級生と繋がっていたりと、共通の知り合いもいて何かと話題に上っていた。「人気者で生こう!」は、常にセンターど真ん中で輝いていたい願望、組織の中で「個」を発揮していく決意の表れそのもの。譲れないものがあるなら、そこは声を大にすればいい。そのためには常に曖昧にせず全力投球で。そうした仕事が、大河ドラマのポスターのアートディレクションや、雑誌の連載と枠を超えて広がっていく。やっぱり、二番じゃダメなのさ。一筆にかわいいイラストを添えてくれた。

プロフィール

アーティスト・アートディレクター。多摩美術大学・東京藝術大学大学院を修了し、1999年に資生堂入社。宣伝・デザイン部に所属。アネッサのCMで蛯原友里を起用し、楽曲にBONNIE PINK「A Perfect Sky」を使用したことで一躍話題に。そのほかマシェリやマキアージュ、ベネフィーク、HAKU、インテグレート、unoなど多彩なブランドのアートディレクションを担当。更にTSUBAKIで初めて男性キャストとして福山雅治を起用するなど、資生堂商品のブランディングに大きく貢献する。社外活動では13年NHK大河ドラマ「八重の桜」のイメージポスターのアートディレクションを担当したほか、多数のアーティストのCDジャケットやMVのアートディレクション等を手掛ける。更に雑誌「装苑」にて演劇レビューを連載するなど、活動範囲は縦横無尽。多岐にわたる活動情報は「キュキュキュカンパニー」にて発信中。

インタビュー

インタビュー記事を、読む。(外部リンク)