鎌田實さん(医師)インタビュー

鎌田實さん(医師)

「1%の力」が生み出す奇跡

解説

助けを求められる場所であれば、どこへでも出向く。長野県茅野市、チェルノブイリ、イラク、イスラム国が暗躍する紛争地帯。一時的なものでは終わらず「ずっと支援し続ける」。チェルノブイリは25年。イラクでは10年、車いすの方々との年に二回の旅行も10年。継続しているからこそ、的確な支援が出来る。本物の声が集まる。

「継続こそが自分の強みだった」

18才のとき養父である岩次郎さんから、「自分の自由に生きていい。ただし自分で責任を持ちなさい」と言われ、自分のなすべきことを考えた。「遊びが好きな人間でした。昼は悪友と遊ぶ。けれども勉強もしたい」毎日朝4時半に起きて活動することにした。「だってその時間は誰も声をかけてこないから(笑)」今でもずっと続いている習慣。

「がんばらない」から14年。

絶望的な状況にありながら他人のために生きる1パーセントの利他の心に出会った軌跡を「1%の力」(河出書房新社)にまとめた。「こんな本作りは初めてだった。」と語るこの本の印税は、すべてイスラム国の侵攻で足を失った子どもたちを救う「希望の足プロジェクト」に寄付される。利他の心。鎌田さんの人生そのものである。

「今、幸せですか」と問うた。30秒ほど「ウ〜ン」と唸りながら答えてくれた。

「まだまだ守りの姿勢にいる。もっともっと出来ることがあるはずで、それが出来ればカマタは幸せだ」。

プロフィール

1948年生まれ、東京都出身。 東京医科歯科大学医学部卒業後、長野県・諏訪中央病院へ赴任。「健康づくり運動」「住民とともに作る医療」を実践。チェルノブイリ、イラクへの医療支援にも取り組み、3.11以降は東日本大震災の被災地支援に力を注いでいる。 著書はベストセラーとなった『がんばらない』(集英社)をはじめ、『1%の力』(河出書房新社)、『未来を生きる きみたちへ:「二分の一成人式」で伝えたい いのちの話』(小学館)、『こわせない壁はない』(講談社)、『ほうれんそうはないています』(ポプラ社)など多数。(イラクのがんの子どもたちを支援するチョコレート募金は、こちらで購入できます。)

インタビュー

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