いしたにまさきさん(ブロガー ライター)インタビュー

「人生にマスタープランなし」
予想だにしない化学反応こそが面白い

解説

いしたにまさきさんが一番好きなのは「見る」こと。「こう見るべき」ではなく「こういう見方をして面白かった」というスタンスで運営しているブログ「見たいもん!」も、あらゆる人の気持ちを後押しし、巻き込んでいく。カバン作りやアドバイザーなど、いしたにさんと「コラボレーションする」かたちの、多岐にわたる仕事や著作は、このブログが元になっている。

「面白いかどうか」の判断基準は、幼少期からの多様な読書経験からつくられた。

学校と家、(親戚が多く住んでいた)大阪の三つが主な世界だったいしたにさんに、ある日「三つの世界を知っているだけでは解決できない問題」が涌き起こった。そのとき、「今、僕らが暮らしている世界とは別の世界がある」と気づかせてくれ「このままで大丈夫、ゆっくり進んでいけば良い」と、心の支えとなった本が、ジュリー・アンドリュースの『偉大なワンドゥードル最後の一匹』と、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』だった。

この2冊の童話からは学びを得たと同時に「違う世界を知るためには、自分も変わらないといけない」という決意も生み出され、その後、内に向かうだけにならないよう、意図的な“人格改造”をおこなった。

映画『ウォーターボーイズ』の舞台となった川越高校に進学。音が好きだったので、放送部に在籍した。大学時代も同じく放送部で、これが一番最初のキャリアであるラジオでの音響の仕事につながった。それから、「ブロガー・ライター」として、行政や企業のアドバイザー、コンサルティング、新製品イベントの企画、カバンのデザイナーなど、多岐にわたる仕事をするようになるまで、常に自分が設定した目標の先へ超えてきた。

「発信者というよりは、見る人。」興味がどんどん移っていくいしたにさんの、変わらない軸。

人生のマスタープランのようなものは全くない」という。ただ、「どこに今のベストがあるか」を考えつつ、予想だにしない化学反応を楽しんでいる。

プロフィール

1971年大阪府生まれ。成城大学文芸学部文化史学科卒業。 Webサービス・ネット・ガジェットを紹介する考古学的レビューブログ『みたいもん!』運営。2002年メディア芸術祭特別賞、第5回WebクリエーションアウォードWeb人ユニット賞受賞。内閣広報室・IT広報アドバイザーも務める。ひらくPCバッグなどカバンデザインも手がける。 著書に『あたらしい書斎』(インプレスジャパン)、『ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である』(技術評論社)など。 『できるポケット Evernote 基本&活用ワザ 完全ガイド』(インプレス)等のガイド本や、『ツイッター 140文字が世界を変える』(毎日コミュニケーションズ)をはじめ共著も多数。

インタビュー

いしたにまさきさんの「あたらしい書斎」(インプレスジャパン)を読んで、狭い部屋ながらも仕事スペースを確保できる「書斎」を作ってみた。リビングにキッチン、子供部屋と寝室で「自分の本が置けるのはせいぜい廊下かトイレくらい」という世の読書家には、ぜひ読んで参考にして頂きたい一冊。具体的な方法はもちろん、「こうすればできるんだ」と触発される内容ですよ。

壁一面の書棚が存在感を放つご自宅の一室でおこなわれた、いしたにまさきさんへのインタビュー記事は、こちら。(外部掲載先にリンクしています)

※いしたにさんのブログ「見たいもん!」にて、紹介されました。