井上寿一さん(学習院大学学長 政治学者・歴史学者)インタビュー

井上寿一さん(学習院大学学長 政治学者・歴史学者)

「過去とのつながりを繙いて」

解説

勉強が嫌いで、漫画ばかり読んでいた子どもだった。図工も好きで、成績は「5」。けれどそれ以外は芳しくなかった。義務教育のシステムを知らず、「このままだと中学に進めない」と一念発起して勉強することに。没頭していたプラモデルづくりも断つため、生涯最後のつもりで親にねだったプラモデルは『ランボルギーニ・カウンタック』。都立戸山高校では、自由自主を重んじる校風の中で、文芸部に所属して小説を書いたり、文化祭では8mmの自主制作を撮ったり、座学だけではない学びの面白さを知った。

「ひとりの人間の内面だけではなくて、社会とのつながりの中で人間を考える」という方向に興味をもち、大学では社会心理学を学んだ。その後、就職面接で銀行を訪問した際、卒論の話を夢中で語ったところ「「君、大学院に行ったほうがいいんじゃないの」と言われ、自身も「そうかも知れない」と大学院へ。

「人ひとりの人生の中では全部経験できないようなことが、歴史の中には凝縮されている」と語る。
(一般書においては)「研究者が歴史研究として書くというよりは、今を生きている人にとって手がかりになるようなもの」を心がけていて、文章のバイブルはスティーブン・キングの『小説作法』。「政治や外交、経済や文化そして社会も全部含めた昭和の全体史を書きたい」と今後の展望を語ってくれた。

インタビュー

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