後藤武士さん(作家 教育評論家)インタビュー

後藤武士さん(作家 教育評論家)インタビュー

歴史、地理、世界史、さらには政治経済や読解力をわかりやすく解説した本『読むだけですっきりわかるシリーズ』(宝島社)は、累計280万部のヒットを飛ばし、数年たってもなお売り上げランキングに入るロングセラーです。その作者である後藤武士さんは、電子書籍のあるべき役割などを、後藤さんの視点で面白く分析されています。他にも、執筆スタイルから私生活の趣味に至るまで、じっくりとお話を伺いました。

~ いままで、自分の好きなことってほとんど書いていないですね。唯一ここだけは本音を書いているかなというのは、「まえがき」と「あとがき」。まえがきは、半分はその本を読むためのマニュアルだけれども、あとがきというのは、著者に対するご褒美だと思っているので、そこは思い切って好きなことを書かせていただいています。まえがきに書くとみんな引いちゃうからね(苦笑)。たまに自分で、昔の本を引っぱり出して、自分が書いたまえがきやあとがきを読むことがあるけど、涙を流す時がありますね。「すごい、この時点でこんなことを見越していたのか」ってその時の自分の先見性に驚いたりします。あとは「この時はつらかったんだろうな」とか思って泣けてくる。こうなることがわかっているんだけど、それを発言する場がないとか、信じてもらえないとか。結局、活字媒体でしか露出していないうちはダメですね。~(聞き手)