江川悦子さん(特殊メイクアップアーティスト)インタビュー

江川悦子さんの一筆
「為せばなる」DSC_0424解説

幼い頃から「広い世界を見てみたい」と想い続け、小学生の頃は将来の夢に「カメラマン」と書いていた、徳島県出身の特殊メイクアップアーティスト江川悦子さん。近くに居て欲しいという母親を説得し、進学先に京都、就職先に東京とみずからの活動範囲を広げていった。突然の夫の転勤辞令を「ラッキー」と捉え、勤めていた文化出版局「装苑」の仕事を辞め、アメリカ・ロサンゼルスへ。実はそれがはじめての海外だった。

日本でも、「手に職を」と考えていた江川さんは、持ち前の行動力で見ず知らずの町で自分の世界を切り拓いていく。ある日の夕食後、英語の勉強代わりに通っていた映画館で見た、『狼男アメリカン』(原題:An American Werewolf in London)の、人間が狼に変身していくメイクに衝撃を受け、特殊メイクアップアーティストの道を志す。すぐさまハリウッドの専門学校に入学し、卒業後は工房を直談判してまわり仕事を得て、きっかけとなったリック・ベイカーの元に飛び込み……以後35年「為せばなる」の精神で、静かに、しかし確実にキャリアを積み上げて、無名の日本人は世界の特殊メイクアップアーティストになった。「常にハードルをあげてしまうので、終わることがないのよ」と笑顔でこたえながら、趣味の字手紙で使う自前の筆で、自身の仕事を振り返りながら書いてくれた。

プロフィール

1979~1986年ロサンゼルス在住中、リック・べイカー氏が手がけた特殊メイクに魅せられてハリウッドにある「Joe Blasco make-up Center」へ入学。「メタルストーム」「砂の惑星・デューン」「ゴーストバスターズ」「キャプテンEO」「ラットボーイ」等の映画にスタッフとして参加。きっかけとなるリック・ベイカー氏の工房で仕事をさせてもらい経験を積む。帰国後、特殊メイクアップ・特殊造型の分野においてパイオニア的ファクトリー『株式会社メイクアップディメンションズ』を設立。以後、アーティストとしてスタッフと活動中。

インタビュー

江川悦子さんのインタビュー記事は、こちら。(外部掲載先にリンクします。)